カナダ大使館 E・H・ノーマン図書館
E・H・ノーマン図書館は、1991年、現在の大使館庁舎ビルの完成に伴い、カナダを紹介するための文化施設のひとつとして、アートギャラリー、シアターとともに、同ビルの地下2階に設置されました。2001年5月、カナダ大使館新庁舎開館10周年にあたり、生涯を通じてカナダと日本の人々の相互理解と友好促進に力を尽くしたカナダ人歴史学者・外交官、E・ハーバート・ノーマン(1909~1957)を記念して「E・H・ノーマン図書館」と命名され、現在に至っています。
館内での資料の閲覧、図書や視聴覚資料の貸出など、図書館の基本的なサービスを提供するとともに、カナダに関する一般的なご質問に対応する情報センター、カナダ留学を計画されている方々のための留学センターとしての役割も担っています。図書館はどなたでも無料でご利用いただけます。お気軽にお立ち寄りください。
利用案内
図書館再オープン、開館時間変更のお知らせ
- 開館時間:午後1時半~5時半まで(最終入館 午後5時
- 休館日:土曜日、日曜日、カナダ大使館休館日
館内での喫煙、飲食はできません。
カナダ大使館入館には、政府発行の写真付身分証明書(例: パスポート、運転免許証、国家資格証、在留カード、マイナンバーカード)、または身分証明書2点:
- 雇用保険証または健康保険証、
- および有効期限内の写真付身分証明書(例: 企業、法人発行のもの)のご提示が必須です。
館内の設備
- カナダに関する情報のインターネット検索に、館内のコンピューターを無料で使用できます(印刷はできません)。
- 図書館資料の視聴に、ビデオ、DVD プレーヤーを無料で使用できます。
貸出サービスおよび利用者登録
- 図書、DVD、ビデオ、CDの無料館外貸出サービスを行っています。
- 図書の貸出は5冊まで、貸出期間は4週間です。
- DVD、ビデオ、CDの貸出は各5点まで、貸出期間は2週間です。
- 他に予約者がいない場合は、貸出期間を延長できます。
- 郵送での貸出にも対応可能です。往復の送料は利用者の負担となります。
- 貸出サービスの利用には利用者登録が必要です。
- 登録は、eメールまたは館内のサービスカウンターで受け付けています。個人での登録のみとなり、団体としての登録は承りません。以下の必要事項を記載し、写真付身分証明書のコピーを添付してください。
- 氏名 (日本語)
- 氏名 (ローマ字)
- 日本国内の住所
- 電話番号 (自宅および/または携帯)
- eメールアドレス
- 勤務先または学校の名称、住所、電話番号
- 国籍
- 日本に永住権をお持ちでない方は、日本以外の国での住所、電話番号
- 職業 (番号をお選びください。)
① 学生 ② 研究者 ③ 会社員 ④ メディア関係 ⑤ 専門職 ⑥ その他
お問い合わせ
在日カナダ大使館
広報部
〒107-8503
東京都港区赤坂7-3-38
Tel: (03) 5412-6200
E-mail: tokyo.lib-bib@international.gc.ca
- カナダについての一般的な質問を eメール、郵便で受け付けています。
- 査証、旅行、税金、通関などについては図書館では回答できません。
- ご希望に応じてカナダを紹介する各種広報資料を配布しています。
E・ハーバート・ノーマン
歴史家・外交官。1909年9月1日、カナダ人宣教師の第3子として長野県の軽井沢で生まれる。トロント大学、ケンブリッジ大学、コロンビア大学、ハーバード大学で学び、1939年カナダ外務省に入省。第二次大戦後、米国の要請によりGHQ (連合国軍総司令部) に出向し、占領下の日本の民主化と改革に携わる。1946年8月、駐日カナダ代表部首席に就任し、1951年9月、サンフランシスコ対日講和会議のカナダ代表首席随員を務める。1953年、駐ニュージーランド高等弁務官に就任。1956年、駐エジプト大使兼レバノン公使に就任。
1956年、スエズ動乱勃発に際し、平和維持と監視のための国連緊急軍導入に功績を残す。しかし、冷戦下の狂信的なマッカーシズムの嵐に巻き込まれ、1957年4月4日、任地カイロで自死を遂げる。
その生涯を通してカナダと日本の人々の相互理解と友好に尽した功績を偲び、カナダ大使館図書館は「E・H・ノーマン図書館」と命名されています。
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