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カナダ、世界規模の「北太平洋警備活動」で違法漁業と闘う

カナダ漁業海洋省

ニュースリリース

カナダの監視機に乗り、夜間パトロールで漁業活動を調査する漁業当局の係官.
カナダの監視機に乗り、夜間パトロールで漁業活動を調査する漁業当局の係官.

2022年11月2日
オタワ発

カナダの漁業当局は、北太平洋の公海上で毎年行っている国際的な法執行活動「北太平洋警備活動」での業務を完了しました。米国、韓国、日本との連携によるこの多国籍活動は、世界中で水産資源の減少と海洋生態系の破壊の主な原因となっている違法、無報告、無規制漁業の発見と抑止を目的としています。

この活動では北海道に派遣されたカナダの漁業当局の係官と航空機乗務員が、公海上での漁業が盛んな北太平洋上空で連日監視活動を行いました。また、米国沿岸警備隊のカッター「マンロー」にも係官が派遣され、国際的なパートナーと連携して漁船への立入検査を実施しました。

カナダは今年、「北太平洋警備活動」の一環として29回、247時間の監視飛行を行い、総飛行距離は44,200海里にのぼりました。カナダ当局は、サメの捕獲・保持とゴミの汚染に関する懸念すべき事案を発見し、また識別表示が不適切な船舶が多数あることを確認しました。乗船時の検査では、持続可能な漁獲量の上限を算出するための重要なデータとなる漁獲記録を漁業者が適切に保持していない事案が多数報告されました。

「北太平洋警備活動」は、カナダ人の暮らし、水産資源、海洋生態系を守り、太平洋サケやマグロなどの回遊魚に与える可能性がある害についての理解を深めるためにカナダが担う幅広い役割のひとつとして行われています。同活動は、太平洋沿岸のパートナー国の法執行機関が協力して、公海での漁業に関し地域漁業管理機関が採択した規則を実施する手段として機能しています。

今年12月には、国連による公海流し網漁業の全面的停止決議が発効から30周年を迎えます。流し網漁業とは、大きな帯状の網を海中に垂直に仕掛け、それが海流や風で流されることによって魚や海洋生物を捕獲する手法です。公海での流し網漁業は、太平洋サケをはじめとするカナダの回遊水産資源にとって脅威であり、全ての海洋生物に計り知れない悪影響を与えます。「北太平洋警備活動」のような共同での活動は、この種の禁止措置を監視しながら実施し、海洋生態系と回遊水産資源を保護する上で極めて重要です。

カナダは「北太平洋警備活動」を通じて、水産資源と海洋生態系を守るためのルールや規制を実施し、カナダ人の暮らしに貢献する強い姿勢を示しています。

写真

 多くの漁船が集中する集魚灯漁業を調査。赤い灯火は漁船が活発に漁を行なっていることを示す。
多くの漁船が集中する集魚灯漁業を調査。赤い灯火は漁船が活発に漁を行なっていることを示す。
サメの尾やヒレが入った袋を検査するカナダ漁業当局の係官。これらは捕獲後、漁獲記録に記載されていない。
サメの尾やヒレが入った袋を検査するカナダ漁業当局の係官。これらは捕獲後、漁獲記録に記載されていない。

コメント

「違法、無報告、無規制漁業は、沿岸地域に住み、苦労して得た収入で暮らしている人々に対する不正であると同時に、水界生態系や天然の太平洋サケを始めとする水産資源に深刻な悪影響を与えています。カナダで、そして世界中で、勤勉に働き法を遵守する漁業者は、海を守り持続可能な漁業を確かなものにするために努力しています。私たちは、諸外国や非政府のパートナーと協力して、世界の食料安全保障と魚の持続可能性に悪影響を与えるこのような有害な慣行と闘い続けます」
- 漁業海洋・カナダ沿岸警備隊大臣 ジョイス・マリー

「『北大西洋警備活動』における装備や人員の配備を円滑にするための日本の支援に感謝します。カナダと日本は法の支配を維持するために協力し、相互運用性を高めることによって多くの利益を得ています。日加は両国の外務大臣が先月発表した、自由で開かれたインド太平洋地域に貢献するための『日加アクションプラン』に示されるとおり、違法、無報告、無規制漁業を阻止するための連携に力を尽くしています」
- 駐日カナダ大使 イアン G. マッケイ

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上記は参考のための仮翻訳で、正文は英文および仏文です。

更新日: