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カナダ、北太平洋における違法・無報告・無規制漁業と闘う任務を開始

ニュースリリース

2026年6月9日

オタワ発

カナダ漁業海洋省

違法・無報告・無規制(IUU)漁業は、国内外の水産資源、さらに広く海洋生態系を脅かしています。IUU漁業は世界全体の漁業活動の約30%を占めていると推定され、公正な市場や世界の水産物サプライチェーンに損害を与えています。気候変動により太平洋サケをはじめとする既に脆弱な水産資源への圧力が高まっている中で、健全な生態系と世界の食料安全保障を維持するためには、厳格な監視と取り締まりが極めて重要です。

カナダは、IUU漁業と闘い、自由で開かれた、安全な海洋環境を支えるため、継続的にその役割を果たしています。カナダ漁業海洋省(DFO)は本日、北太平洋におけるIUU漁業を摘発・抑止するための、4度目となる年次公海監視活動を開始しました。「北太平洋警備活動」と呼ばれるこの任務は、DFOの漁業監督官が指揮を執り、カナダ沿岸警備隊とカナダ王立騎馬警察が支援しています。また、カナダによるこの警備活動には、米国沿岸警備隊、米国海洋大気庁、日本の水産庁、韓国沿岸警備隊の係官も参加しています。

漁業監督官と支援要員は、カナダ沿岸警備隊船「サー・ウィルフリッド・ローリエ号」に乗務して、15,000キロメートル以上を巡航します。同船は高耐久性の多目的船で、バイオ燃料に対応し、軽砕氷船としての機能も備えています。漁業監督官は国際法に基づく権限を行使して、2カ月にわたり公海上で立入検査を実施し、太平洋の公海上で広く行われている漁船の操業を調べ、IUU漁業を摘発するとともに、船舶による規制の遵守状況を確認します。

海上での監視と取り締まりに加えて、カナダは北海道に長距離の漁業空中監視・取締機を配備しています。同機は、漁船の監視とパートナー国への支援のため、連日航空巡視を行います。カナダの空中監視活動ではこれまでに、フカヒレ漁やイルカの銛打ちに関連する海洋保全上の重大な懸念に加え、サケの保有、汚染、船舶標識要件の違反などを確認しています。

この任務は、IUU漁業への対策で各国が協力することにより、世界中の海洋資源の持続可能な利用を支援し、将来の世代のために水産資源を保護するとともに、世界的な経済の繁栄と食料安全保障を促進するものです。

コメント

「健全な水産資源は、カナダをはじめ世界中の食料安全保障、経済の弾力性、沿岸地域や先住民族コミュニティの生計にとって不可欠です。これを守るためには、強力な法の執行と緊密な国際協力が必要です。カナダは『北太平洋警備活動』を通じ、信頼されるパートナーとして各国に呼びかけ、責任ある管理を推進するとともに、違法かつ持続不可能な漁業慣行と闘い、海洋の長期的な持続可能性を支えています」

「海洋安全保障は、一国だけの責任ではありません。国際法の遵守を厳格化するためには、志を同じくする国々による共同の取り組みが必要です。カナダは日本と協力することで、インド太平洋戦略に基づく国際的な安全保障と関与を推進するとともに、重要な専門技能の共有も行っています。カナダ沿岸警備隊は、国防省への編入に加え、『カナダ移民制度・国境強化法』に基づいて付与された新たな権限によって、重要な海洋安全保障任務の遂行や、国内外のパートナーとの情報共有の強化を通じ、カナダの安全保障と主権に関して極めて重要な役割を果たすことが可能となっています」

「今年3月にカーニー首相と高市首相が発表した『カナダ日本包括的戦略的パートナーシップ』は、海洋安全保障における協力の重要性を認識し、両国に情報共有、相互の巡視活動への支援、訓練協力の拡大を求めています。カナダは、『北太平洋警備活動 』により毎年カナダの資産と要員を投入することで、日本をはじめとするこの地域のパートナーとの調整と相互運用性を深化させ、これらの約束を具体的な行動に移しています」

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