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カナダ大使館高円宮記念ギャラリー

カナダ大使館地下2階にある高円宮記念ギャラリーでは、絵画、彫刻、写真、テキスタイル、デザインなど、カナダ人の作品を展示しています。日加関係に対する高円宮殿下のご功績を称える記念事業の一環として、2003年4月に現在の名称となりました。

カナダ大使館入館には、政府発行の写真付身分証明書(例: パスポート、運転免許証、国家資格証、在留カード、マイナンバーカード)、または身分証明書2点: 雇用保険証または健康保険証、および有効期限内の写真付身分証明書(例:企業、法人発行のもの)のご提示が必須です。

内容

お問い合わせ

カナダ大使館広報部
〒107-8503
東京都港区赤坂7-3-38
メール: TOKYO.CC@international.gc.ca
Tel:  03-5412-6200
土曜、日曜、大使館休館日は休館。

現在の展覧会

真夏の夜の夢 - 2023年5月31日~10月5日(会期延長)

Tides & Moons: Herring Capital (2022)

『真夏の夜の夢』 (2022年)

在日カナダ大使館は、バンクーバー在住のアーティスト、アダッド・ハナの展覧会「真夏の夜の夢」を開催いたします。ハナは、18世紀から19世紀に流行した「活人画(仏語: Tableau vivant)」の手法を用いた写真やビデオ、インスタレーションで知られています。「活人画」とは、歴史や文学の一場面、名画などを模擬的に表すために、扮装した人間が注意深く静止してポーズをとり、まるで絵画のような情景を作り出す一種のショーのことです。

この展覧会でハナは、いずれも元受刑者であった14人の女性たちが、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の登場人物に扮して様々な場面を表現する姿を写し出しています。これは、映画監督のブレンダ・ロングフェローと犯罪学者のブレンダ・モリソンが、元受刑者の女性たちと協働し、想像力や物語、パフォーマンスなどを通じて社会とのつながりを深めることを目的に展開している「サークル・プロジェクト」の一環として実施されたものです。

この作品に登場している14人の刑期は合計で100年を超え、このうち9人は、作品制作時は釈放されてまだ間もなかったため、更生訓練施設にいました。女性たちは話し合いを重ね、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を題材として選び、ハナを含めたプロフェッショナル・チームと共に3週間にわたってセットや脚本、コスチューム製作に取り組みました。ハナはこのプロジェクトの完成形を「活人画」として撮影したのです。

様々な背景を持つ参加者の多種多様な要素が織り込まれた画面は、女性たちの一瞬のまばたきや体の揺らぎから生まれる、張り詰めた不思議なエネルギーに満ちています。古典的な手法を敢えて用いることによって、現代社会でこれらの女性たちが置かれている状況を照らし出すハナ。そのユニークな視点を、この機会に皆さまに感じ取っていただければ幸いです。

【 記 】

日時:

2023年5月31日(水)~10月5日(木)
平日: (月~金)10:00〜17:30(最終入場 17:00)
休館日:土曜、日曜、7月3日(月)、8月11日(金)、9月29日(金)

場所:

カナダ大使館高円宮記念ギャラリー (東京都港区赤坂7-3-38 地下鉄「青山一丁目」駅より徒歩5分)
入場: 無料 

備考:

セキュリティーの都合上、当日は政府発行の写真付身分証明書をご持参ください。

ご入館に介助を必要とされる方は事前にご連絡ください。

ご入館に際して身体と手荷物のセキュリティーチェックがあることをご了承ください。

ご来館には公共交通機関をご利用ください。

更新日: