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カナダ大使館高円宮記念ギャラリー

カナダ大使館地下2階にある高円宮記念ギャラリーでは、絵画、彫刻、写真、テキスタイル、デザインなど、カナダ人の作品を展示しています。日加関係に対する高円宮殿下のご功績を称える記念事業の一環として、2003年4月に現在の名称となりました。

カナダ大使館入館には、政府発行の写真付身分証明書(例: パスポート、運転免許証、国家資格証、在留カード、マイナンバーカード)、または身分証明書2点: 雇用保険証または健康保険証、および有効期限内の写真付身分証明書(例:企業、法人発行のもの)のご提示が必須です。

内容

お問い合わせ

カナダ大使館広報部
〒107-8503
東京都港区赤坂7-3-38
Tel:  03-5412-6200

メール: TOKYO.CC@international.gc.ca
土曜、日曜、大使館休館日は休館。

現在開催中の展覧会

根気と継続

2025年9月19日(金)〜 2026年1月15日(木)

背景に都市の風景が描かれた大きな旗を振る女性。 アレクサ・クミコ・ハタナカが自身の作品「Neko Noren (猫暖簾)」と、着用可能なアート作品「Top for Mist Walker (霧を歩く者のトップス)」とともに立つ。夕暮れ時の東京のスカイラインを背景に、柔らかな光に包まれている。
写真:ジョニー・ニエム

カナダ大使館の高円宮記念ギャラリーで開催される展覧会「根気と継続」では、アレクサ・クミコ・ハタナカとジョニー・ニエムによる、繊細であると同時に力強さを感じさせる作品を紹介します。和紙で作られた衣服や彫刻、テキスタイルが、まるで星座のようにギャラリー空間に広がり、壮大なインスタレーションとして来場者を包み込みます。細長い楮から莢のようなピースが垂れ下がる作品は、儚さとともに内側から輝くような生命力を放っています。 

日本の伝統的な和紙は、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの植物から作られます。和紙には様々な種類のものがありますが、本展では、現在は希少となりつつある、手間のかかる古代の技法で作られた和紙が作品のテーマであるとともに、表現の素材として使われています。ハタナカは日本とベトナムの紙職人との深い交流を通じて作品を制作し、その過程をニエムが映像と写真で記録。二人の協働によって生まれた作品が展示されます。作品は、伝統の継承や自然との共生といったテーマを軸に、健全な自然環境を守ることが私たちの心の健康にもつながるというメッセージを織り込んでいます。 

 ハタナカとニエムは、壊れやすさの中にある強さを見つめながら、作品を通して芸術と社会的な活動を融合させ、「つながり」の大切さを伝えています。「根気と継続」は、このような精神を体現する展覧会として、工芸の哲学に根ざした広範な作品を紹介するものです。長い時間をかけて石を削る水の流れのように、自然を支える力は人との関係や心の安定にも通じるものがあることを、穏やかに、そして力強く語りかけてきます。

アレクサ・クミコ・ハタナカ 

日系カナダ人のクィア・アーティストで、双極性障害があり、これらの経験の全てを創作の手法に刻み込んでいる。紙を主な素材とし、版画、墨のドローイング、天然染料、縫製などを組み合わせて作品を制作。環境にやさしい伝統的な紙づくりの素材や技法を取り入れながら、気候変動やメンタルヘルス、生きることの意味といった現代的なテーマに向き合う。   

風景、魚、水辺などのモチーフを繰り返し用いることで、苦闘、立ち直り、つながり、喜びを表現。北極圏を拠点にした10年にわたる地域参加型プロジェクト、和紙で作られた衣服「紙衣(かみこ)」でのパフォーマンスなど、幅広い活動を行っている。 

これまでにカナダ国立美術館(オタワ)、オンタリオ美術館(トロント)、大英博物館(ロンドン)、トロント・ビエンナーレ(トロント)、日系文化センター博物館(バーナビー)、いの町紙の博物館(高知)、KOTORO NUKAGA(東京)などで作品を発表。近年は滋賀県立美術館、ダラス美術館、大英博物館などに作品が収蔵され、2025年にはセネガルのブラックロックでアーティスト・イン・レジデンスとして活動。

ジョニー・ニエム

ベルリンを拠点に活動する映像作家、写真家で、アナログ写真を中心に制作。カナダのトロント出身で、ベトナム系中国人の移民一世として育ち、アイデンティティーや帰属を意識して疎外感を抱くことがありながらも、旺盛な好奇心を持ち、作品を通して文化と自我の交差点を探求している。 

東京で開催された初の個展では、亡き祖母への想いを込めて、馴染みのないものへの恐怖心から、毎日同じ道を歩き続けた彼女の習慣と不安を探った作品を発表。2024年、ハタナカと共に初めてベトナムを訪れ、失われつつある伝統的な紙づくりの技術が現代化の波に抗おうとする姿をとらえたドキュメンタリーを制作。 

ミャオシュアン・リウ 

トロントを拠点とする中国系カナダ人のアーティストで、文化活動にも積極的に携わる。オンタリオ州立芸術大学マテリアル・アート&デザイン学科を卒業後に工芸を学び、彫刻、インスタレーション、アートの共同プロジェクトなど幅広い分野で活動。  

アジア全域にわたるアーティスト集団「シューズ・オフ」で長年活動し、ハーバーフロントセンター、エックスペース文化センターなどのレジデンスプログラムに参加。2022年、ゲーテ・インスティテュートがハーバード大学、ケルン・メディア芸術アカデミーと共同で主催した国際的な研究レジデンシー「モニュメンツ・オブ・ザ・フューチャー」に参加し、記憶のあり方や、芸術が未来の物語形成にどのように関わるかについて研究を深める。 

【 記 】

開催期間:2025年9月19日(金)~ 2026年1月15日(木)

開館時間:(月曜~金曜)10:00〜17:30(最終入場 17:00)

休館日:土曜、日曜、大使館休館日および臨時閉館日

場所:カナダ大使館高円宮記念ギャラリー(東京都港区赤坂7-3-38 地下鉄「青山一丁目」駅より徒歩5分)

入場無料

備考:

次の展覧会

EEPMON展:デジタルアートが生み出す無限の世界 

2026年1月22日 ー 5月12日

The Delightful Tea Party Bots Revised, 2022 【楽しいティーパーティーロボット 改訂版(2022年)】

カナダ人アーティスト、EEPMONのデジタルワールドへようこそ。  

EEPMONは、偶然、反復、双方向性を組み入れたコンピュータープログラムによって生み出される生成アート作品を制作しています。デジタル情報を視覚化することで、コンピューターコードがクリエイティブな共同制作者となり、精密でありながら予測不能、論理的でありながら詩的な作品をが生まれます。 

中国系カナダ人であるEEPMONの作品には、東洋と西洋の視覚文化から得たインスピレーションと、世界中から受けた影響が投影されています。 彼が渋谷と新宿を初めて訪れたときのひらめきから生まれ、長く続いている「シティ・ライツ」シリーズは、都市空間に満ち溢れる光とエネルギーを捉えています。これとは対照的に、「カオス・ブルームズ」シリーズは、有機的で流動的なフォルムが特徴です。この二つの作品群は、20年にわたるEEPMONの進化を物語っています。 

 EEPMONの作品は、デジタルプロジェクションやスクリーンを使った作品から、大規模な壁画やNFT(非代替性トークン)まで多岐にわたります。これらの空間に足を踏み入れると、彼がデジタルワールドの住人として生み出したテクノロジーとイマジネーションの境界を曖昧にする様々な架空のキャラクターたちに出会うことができます。 

EEPMONの活動は、革新性、持続可能性、異文化間の対話という価値観に根ざし、カナダ、日本、そして世界をつないでいます。カナダグースやアルファ インダストリーズをはじめとする世界ブランドとのコラボレーションには、デザイン、データ、ストーリーが交わり、文化や分野を超えて展開していく躍動が感じられます。 

本展「デジタルワールド」では、人間の想像力とデジタルインテリジェンスが融合して、流動的で境界がなく、永遠に変化し続けるアートが生み出されています。 

キュレーター: レベッカ・バシャーノ(オタワ美術館チーフキュレーター ) 

キュレーション・コーディネーション: エリン・ブルース(オタワ美術館キュレーション・コーディネーター) 

エディター: マット・ハリソン 

 翻訳、展示、制作: 在日カナダ大使館 


本展覧会は、オタワ美術館(OAG)と在日カナダ大使館 高円宮記念ギャラリーの協力により開催され、カナダの技術革新、環境意識、そして異文化交流への取組みに焦点を当てています。 

【 記 】

開催期間:2026年1月22日(木)~ 2026年5月12日(火)

開館時間:(月曜~金曜)10:00〜17:30(最終入場 17:00)

休館日:土曜、日曜、大使館休館日および臨時閉館日

場所:カナダ大使館高円宮記念ギャラリー(東京都港区赤坂7-3-38 地下鉄「青山一丁目」駅より徒歩5分)

入場無料

備考:

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